2015-04-09 第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
パネルの右下を御覧いただきますと、全産業に比べて賃金は二割安い、一方で労働時間は二割長いという点に問題は集約されておりまして、平成二年の規制緩和でトラック事業者数は急増いたしました。競争環境が厳しくなった結果、相対的に地位も下がりまして、荷主に比べて、契約形態がトラック業者までは二重三重の構造になっていますため、相対的に地位も低い、契約書も締結されていないようなケースも多いと。
パネルの右下を御覧いただきますと、全産業に比べて賃金は二割安い、一方で労働時間は二割長いという点に問題は集約されておりまして、平成二年の規制緩和でトラック事業者数は急増いたしました。競争環境が厳しくなった結果、相対的に地位も下がりまして、荷主に比べて、契約形態がトラック業者までは二重三重の構造になっていますため、相対的に地位も低い、契約書も締結されていないようなケースも多いと。
それでは、資料に基づきまして、各論はこれぐらいにして、総論のことを議論したいと思うんですけれども、この一ページ目、二ページ目、三ページ目、これは、国土交通省及び警察庁で把握されているデータに基づいて、乗り合いバス、貸し切りバス、タクシー、トラック、事業者数がどうなっているのか、車両数がどうなっているのか、輸送人員、輸送量がどんな推移になっているのか、また事故件数がどうなっているのか、被害者がどうなっているのかということについて
何といっても、トラック事業者数は五万五千という膨大な数になっておるわけでありますから、そういった事業者を把握するには、やはり、先ほど言ったように、事業管理システムというものをきちっと確立していく必要があるのではないかというふうに思うんですが、どうお考えなのか、お聞かせをいただきたいと思います。
全国におけるトラック事業者数は約三万八千業者でございまして、その九九・五%が中小企業でございます。しかも車両数二十両以下の小規模事業者が七三%を占めているように、中小零細性ということがトラック事業の特色となっております。
しかしながら、トラック事業者数三万八千のうち九九・五%は中小企業が占めておりまして、荷主企業に対して零細な規模の事業者であることが適正な運賃の収受に関し必ずしも対等な交渉を行いがたいと考えられること、長時間労働、過積載、交通事故、公害問題等、企業の内外において社会的に見て好ましくない要因を内包していることも各方面から指摘されておるところでございます。